ホームページを作ろうと思い始めてから5年以上の月日が経った。
全体のイメージは3年くらい前にはできていたのだが、生来の怠け癖からなかなか実行に移せなかった。やっと重い腰を上げて取りかかったのは去年の秋で、(K君のおかげで)暮れの12月12日にやっと立ち上げることができた。
ただ、上半分はホームページ、下半分はブログで、「毎回開くと毎回変わっている」というコンセプトを白いシンプルな画面だけでおこなう、というのはなかなか難しく、この日記だけはそのままになっていた。
それを、こうした(少し妥協した)形でもいいから早く実行しようと思ったのは、やはりnakataの日記を彼のホームページ上で読んだからだ。
俺が「サッカー」という旅に出てからおよそ20年の月日が経った。
8歳の冬、寒空のもと山梨のとある小学校の校庭の片隅からその旅は始まった。
で始まる長い文章は、すべての言葉が吟味され、かつ瑞々しい感性で貫かれていて、中田英寿という人間が、一人の優れたサッカー選手という以上に、人間的にも社会的にも優れた、とりわけ誇り高い日本人であることがよくわかり、素直に心にビンビン響いてくる。
読んでいて(これは「遺言」だ)と思った。
はたして私は彼のようにこうした言葉を書き連ねて、読むに価する文章をわずかでも残すことができるだろうか?
わからない。
だが、今日から(思考錯誤しながら)彼のようにそれを少しづつやってみようと思う。
かずま