
昨朝は興奮して早朝からビールで乾杯した人もいるかもしれない。
(少なくとも私は一人は知っている)
おめでとう、なでしこ! おめでとう、澤!!
ドイツ戦の死闘以上にアメリカ戦の死闘は凄かった。
よくもまあ、あんな小さな身体で、120分間、最後までボールを追い続けることができるものだ。体力はとっくのとうに切れてるのに、執念と気力がそれを上回り、何かに憑かれたかのように超人的プレイが続く。本当に凄い。
だが、それ以上に驚かされたのは、PK戦前に円陣を組んだ時に自然発生的に生まれた、なでしこ達のあの笑顔だ。
「試合を楽しみなさい!」と口で言うのは簡単だ。
終わった後に悔しさを噛み締めながら「十分楽しみました」とコメントするのも簡単だ。
だが、これから最後の決戦をするという時に生まれたあの笑顔は次元が違っていた。
真に楽しいのと、充実してるのと、それをみんなが共有してて初めて生まれる、無心な笑顔の連鎖だった。
アメリカと比べ、何も失うものはないからと言われれば、確かにそうかもしれない。
だが、そんなことを考える以前に生まれた、もっともっとピュアな笑顔だった。
とうとう日本もここまで来たんだな、本当に楽しいんだな、と思える笑顔だった。
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その後の経過は知っての通りだ。
だが、あの円陣を組んだ時に生まれた笑顔の時点でそれは半分以上決まってたのかもしれない。日本のスポーツ、そして社会に新しい時代が到来したことを感じた。
おめでとう、なでしこ〜! おめでとう、澤〜!!
かずま