
いつも60人程の友人にメイルを送り、やれ暑気払いだ、忘年会だと理由をつけては集まり、お酒を飲んでいる。メンバーの約半数は教えている大学のOB、OGで、残りの半数は、建築家、グラフィックデザイナー、CGデザイナー、アーティスト、カメラマン、コンセプター、プロデューサー、画廊のオーナー、編集者、絵本作家、冒険家など様々だ。
要するに今までの人生で出会った人の中で私がおもしろいと思った人を集めては、お互い刺激し合い、シャッフルし合いながら豊かな時間を過ごしている。
今年も恒例のお花見を先週土曜日、代々木公園でおこなった。
30名程が集まり、(悲願の40名越えはできなかったが)盛会だった。
子供の頃からお花見が好きだった。
記憶の中に出てくる最初のお花見は4、5才の頃で、長崎の水源地という所で、父の勤めていた会社の人がたくさん集まりおこなった、のどかなお花見だ。
その時、父の膝の上に座って撮った写真は私の大のお気に入りだが、もしかしたら、その幸福感が未だに私にこうしたことを繰り返させているのかもしれない。
四季の移ろいを感じるのが好きだ。
表参道のケヤキはそろそろ新芽が吹き出している。5月の初めの頃、新緑の香りの中でする散歩はとても楽しい。深呼吸すると、私まで新しく生き返ったような気持ちになる。
8月の沖縄で経験した、強い光と透き通った空と海の深い青も忘れられない。
だが、一番好きなのは11月末の京都の紅葉だ。風の舞い散る中でじっと佇んでいると、いつもこの世の果てを感じる。
そしてビュッフェの絵のように黒いトルソになった冬の表参道のケヤキ。シーンとした音が聴こえてくる・・・
こうしたことを一つ一つ感じる度に、日本人に生まれてよかったなとつくづく思う。
今日辺りから桜は散り始めたようだ。
実は私は満開の桜よりも散り際の桜の方が好きだし、ずっと美しいと思っている。
西行もきっとそう感じたに違いない。
人も桜も散り際が一番美しい。
美しい散り方をしたい。
かずま